太陽の力を取り込む夏のフラワーリースの作り方

みなさん、こんにちは。日本では今月6月21日の午前5時50分、私たちは夏至を迎えますね。この日は、太陽が一年で最も高く昇る日でもあり、新たな始まりと成長、豊かさを象徴し、太陽の力が最大限に発揮される特別な時間とされています。

夏至の日は、世界中でさまざまなお祭りが行われ、多くの文化では「輪」が中心的な役割を果たします。この輪は、太陽や自然のサイクル、再生と永遠のつながりを象徴しています。


北欧の国々では夏至のお祭り「ミッドサマー」で、大きな花の輪で飾られたメイポールを中心に踊りを楽しむ風景が広がります。一方、イギリスのストーンヘンジでは、夏至の日に太陽が石の特定の位置を通過する様子が、この石の配置が巨大な輪を形作っているかのように見えます。また、中国では夏至を「夏至節」と呼び、円形の食事を家族や友人と分かち合います。

夏のこの美しい季節に、あなたも自然の恵みを取り入れた、小さな「輪」フラワーリースを手作りしてみませんか?好きな花で作るフラワーリースは、自然の息吹を吹き込む、豊かな夏を迎えるための家の素敵なシンボルとなるでしょう。

フラワーリースの作り方

材料:

  • 新鮮な葉と花(お好きな花で。ハーブならラベンダー、ローズマリー、タイムなど)
  • 花線または薄いワイヤー
  • リースベース(市販のものまたは枝で自作)
  • 飾り用の小花やリボン(お好みで)

手順:

  1. 材料の葉と花を水洗いし、しっかりと水気を取ります。長めにカットして、束ねやすいようにします。
  2. 花線や薄いワイヤーを使って、リースの形を作ります。市販のリースベースを使用する場合は、このステップは省略できます。
  3. 葉と花を少しずつ取り、リースベースに固定します。花線やワイヤーでしっかりと巻きつけることで、ハーブが落ちないようにします。全体に均一にハーブを配置しましょう。
  4. 小花やリボンを追加して、リースをさらに華やかにします。色とりどりのリボンや季節の花を使うと、見た目にも楽しい作品になります。
  5. リースを軽く振って、緩んでいる部分がないか確認します。必要に応じて、ハーブや飾りを追加して調整しましょう。

花言葉で編むリース


リースを作るときに選ぶ植物は、葉や花の美しさだけではなく、込められた花言葉によっても意味合いが変わってきます。花一つ一つには古来より繊細なメッセージが込められているので、あなた自身のリースにどのような感情や願いを込めたいか、花ことばからインスピレーションを得るのも楽しみのひとつですね。

バラ:
象徴: バラは愛と美の最も普遍的な象徴であり、特に赤いバラは情熱的な愛を表します。一方、白いバラは純粋さと新しい始まりを象徴します。
使用: リースにバラを使用すると、美と愛のエネルギーを家庭に招き入れることができます。

アジサイ:
象徴: アジサイは感謝の気持ち、寛大さ、美しさを象徴しています。日本では、謙虚さや思慮深さの象徴ともされています。
使用: 色とりどりのアジサイをリースに取り入れることで、豊かな色彩と幸福感をもたらします。

ユリ(Lily):
象徴: ユリは純潔、高貴、母性の愛を象徴し、特に白いユリは純粋な心を意味します。
使用: ユリをリースや庭に取り入れることで、環境にエレガントで上品な雰囲気をもたらすことができます。

デルフィニウム(Delphinium):
象徴: デルフィニウムは楽しい変化と大志を象徴しています。また、真実と保護の意味も持っています。
使用: この花はリースに高さとドラマを加え、深い青や紫の色が視覚的にも美しいアクセントになります。


ベゴニア(Begonia):
象徴: ベゴニアは注意と友情の象徴であり、ユニークな形と色は多様性と創造性を表します。
使用: ベゴニアをリースに取り入れることで、カラフルで楽しい雰囲気を作り出し、視覚的な興味を引きます。

サンフラワー(ひまわり):
象徴: サンフラワーは太陽の象徴であり、幸福と繁栄をもたらすとされています。
使用: リースにサンフラワーを加えると、エネルギーと生命力を呼び込む効果があります。

ルピナス:
象徴: ルピナスは想像力や創造性を象徴し、多くの場合、幸福と繁栄の願いと関連付けられます。
使用: リースにルピナスを取り入れることで、ポジティブな変化を促し、創造的なエネルギーを引き寄せます。

ラベンダー(Lavender):
象徴: ラベンダーの平和と静けさの象徴は、リラックス効果と心を落ち着かせる力にもつながります。
使用: リースにラベンダーを加えることで、その場の雰囲気を穏やかにし、美しい香りで癒やしを提供します。

ガーデンピンク(ナデシコ):
象徴: ガーデンピンクは純粋な愛や美徳を象徴します。特に赤いナデシコは愛の強さを、白いナデシコは無垢と愛情を象徴します。
使用: リースにナデシコを加えると、繊細で洗練された美しさを添えることができます。

花の選び方アドバイス


選ぶ花やハーブは、あなたのリースが伝えたいメッセージや、どのような装飾効果を目指すかによって異なるかもしれませんね。ここで考えられるいくつかのポイントを挙げてみましょう

1. メッセージやテーマに基づく選択
平和やリラクゼーションを求めるなら、ラベンダーやカモミールを選ぶと良いでしょう。これらはリラックス効果が高く、見た目も穏やかです。
エネルギーと活力を表現したい場合は、ヒマワリやタイムを選ぶと、その明るさと力強さがリースに反映されます。
エレガントで上品なデザインを目指すなら、ユリやデルフィニウムを選ぶと良いでしょう。これらは高貴で洗練された印象を与えます。
2. 色と形で選ぶ
カラフルで明るいリースを望むなら、ベゴニアやヒマワリが適しています。色のコントラストを楽しむことができます。
ナチュラルで落ち着いたデザインを好むなら、ラベンダーやバラの白やピンクの色合いが適しています。
3. 季節感を大切にする選択
バラやアジサイを取り入れることで、初夏の爽やかさと美しさを表現できます。ユリやデルフィニウムのように夏の盛りを感じさせる花を選ぶと、季節感がより強調されるでしょう。

これらの選択肢から、あなたのリースにどの花やハーブを取り入れるかを決める際の参考にしてみてください。各花やハーブが持つ独特の意味や美しさが、リースを通じてどのように表現されるかを想像しながら選んでみるのも楽しいですね。

リースのお手入れと長持ちのコツ

リースのケアと持続性

1. 日々のケア: 初めのうちは、霧吹きでやさしく保湿し、リースが直射日光や暖房器具にさらされないように気をつけましょう。
2.定期的なメンテナンス: 時々、枯れた花や葉を取り除き、リースを新鮮に保つために軽く水を霧吹きしましょう。
3.適切な展示場所の選定: リースを風通しの良い場所に掛け、屋外に展示する場合は直接雨や強い風が当たらない場所を選んで下さい。

リースの楽しめる期間

1. 生花のリースは約2週間から1ヶ月を目安に。
2.乾燥花や常緑樹葉を使ったリースは数ヶ月間楽しむことができます。
3.展示場所により、リースの持続期間が変わりますが、屋内での展示が理想的です。


リース作りは、単なる創作活動以上のもの。それは自然との繋がりを再確認し、個々の花やハーブが持つ力を活用する方法です。この夏、自分だけのリースを作り、家を彩るだけでなく、それぞれの植物が象徴する意味にも思いを馳せてみてください。あなたのリースが、日々の生活に小さな奇跡をもたらすかもしれません。

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