エネルギーを高めるハーブの魔法:獅子座の季節
獅子座の季節(7月23日〜8月22日)
みなさん、こんにちは。みなさんはご自分の12星座はご存じですか?そう、雑誌や朝の番組でおなじみの星占いで利用しますよね。これは、1年を通じて太陽が12の星座を巡ることで成り立っています。古代の人々は、星座の動きを頼りに、自らの運命や健康だけでなく、農作業、建築、航海、政治、戦争、結婚、そして日常の意思決定まで、生活のあらゆる面において重要な指針としていました。
このブログでもこれから一年を通して、12星座の季節に合った自然療法の方法をお届けしていきたいと思います。現在、太陽が巡る星座は獅子座。今回は、この夏の時期にぴったりのハーブやリラクゼーション方法をお届けしますので、暑さに負けない、エネルギーに満ちた日々を過ごしていきましょう。
獅子座の季節に輝くために
夏の陽射しが強くなるこの季節、自然とリーダーシップを発揮し、新しい挑戦に燃える気持ちが湧いてくる方も多いのではないでしょうか。その一方で、過労とエネルギー不足に悩む方も少なくないでしょう。この季節にぴったりのハーブを使って、内なる力を引き出し、疲れ知らずの輝きを手に入れていきましょう。
エネルギーを高めるハーブ:ローズマリー、オレンジ、フランキンセンス、セントジョンズワート、マリーゴールド
獅子座にふさわしいアロマオイル:ジャスミン
対応部位:心臓、脊柱、背中
ローズマリー (Rosemary)
効能:ローズマリーは血行を促進し、心臓の機能をサポートします。また、集中力を高める働きもあります。古代ギリシャとローマでは、記憶力を高めるためにローズマリーが使われ、学者や戦士たちに愛されていました。さらに、中世ヨーロッパでは結婚式の際に花嫁と花婿の冠として使われ、忠誠と愛の象徴とされました。
シェイクスピアの『ハムレット』では、オフィーリアが「記憶のために、ローズマリーを」と言及しており、その効果が広く知られていたことがわかります。
オレンジ (Orange)
効能:オレンジはビタミンCが豊富で、免疫力を高める効果があります。また、爽やかな香りが気分をリフレッシュさせ、ストレスを軽減します。オレンジは古代中国で初めて栽培され、その後、地中海地域に広まりました。中世ヨーロッパでは、高貴な果物として重宝されました。特にオレンジの花は、結婚式で花嫁のブーケや花冠として使われ、その香りと美しさが純粋さや愛を象徴しました。
エドガー・アラン・ポーの詩『オレンジの花嫁』では、オレンジの香りが新たな始まりと幸福の象徴として描かれてます。
フランキンセンス (Frankincense)
効能:フランキンセンスはリラックス効果があり、心を落ち着かせるのに役立ちます。疲れた体を癒し、心身のバランスを整えます。フランキンセンスは古代エジプトやメソポタミアで神聖な儀式やミイラ作りに使用され、その価値は金と同等とされました。また、聖書の中でも東方の三博士がイエス・キリストに贈った贈り物の一つとして登場します。
パウロの『第二コリント人への手紙』では、フランキンセンスがイエス・キリストの死と復活の象徴として使用されています。この香りが霊的な浄化と再生の象徴として描かれています。
セントジョンズワート (St. John’s Wort)
効能:セントジョンズワートは気分を高め、軽度のうつ症状を和らげる効果があります。中世ヨーロッパでは、「太陽のハーブ」として知られ、精神を明るく保つために使われました。また、夏至の日にセントジョンズワートを収穫し、家の入口に吊るすことで悪霊を追い払うと信じられていました。
セントジョンズワートは、ハーブ療法書で「心の安らぎをもたらすハーブ」として紹介されています。
マリーゴールド (Marigold)
効能:マリーゴールドは抗炎症作用があり、肌の健康をサポートします。また、傷の治癒を促進する力も持っています。古代エジプトでは、美のハーブとして使われ、スキンケアに利用されました。また、メキシコの「死者の日」では、マリーゴールドが故人を迎えるための道しるべとして使われ、その鮮やかな色と香りが霊魂を導くと信じられていました。
シェイクスピアの『シンベリン』では、マリーゴールドが登場し、その美しさと癒しの力が称賛されています。
ジャスミン (Jasmine)
効能:ジャスミンの香りは、心を穏やかにし、リラクゼーション効果を高めます。また、自信を持つことをサポートし、ポジティブな気持ちにさせてくれます。ジャスミンは古代ペルシアで初めて栽培され、その後インドや中国にも広がりました。中世ヨーロッパでは、貴族の庭園で栽培される事が多かった様です。ジャスミンの花は、愛と美の象徴とされ、多くの文化でロマンティックなシンボルとされてきました。
マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』では、マドレーヌが最も有名ですが、ジャスミンも登場し、その香りが過去の記憶を呼び覚ます力を象徴しています。
実践方法
ローズマリーを料理に使う
提案:新鮮なローズマリーの枝を鶏肉や魚料理に加えたり、パンやスープに風味付けとして使用します。
効果:ローズマリーは血行を促進し、心臓の健康をサポートします。また、食欲を刺激し、消化を助ける効果もあります。
オレンジを使ったリフレッシュメント
提案:オレンジの皮を使ってフレッシュなデトックスウォーターを作りましょう。スライスしたオレンジの皮を水に入れ、ミントやレモンを加えて一晩冷蔵庫で冷やします。
効果:オレンジはビタミンCが豊富で、免疫力を高める効果があります。また、爽やかな香りが気分をリフレッシュさせ、ストレスを軽減します。
フランキンセンスを使ったお風呂
提案:乾燥したフランキンセンスの樹脂をお風呂に入れて、リラックスバスを楽しみましょう。お風呂に入れる前に、フランキンセンスの樹脂を湯に浸けて柔らかくします。約30分ほどで柔らかくなります。
効果:フランキンセンスはリラックス効果があり、心を落ち着かせるのに役立ちます。疲れた体を癒し、心身のバランスを整えます。
セントジョンズワートのハーブティー
準備:乾燥セントジョンズワートの花をティーポットに入れ、熱湯を注いで5〜10分間蒸らします。お好みで蜂蜜を加えてください。
効果:朝や昼間に飲むと、気分が明るくなり、ストレスが軽減されます。
マリーゴールドをスキンケアに取り入れる
提案:マリーゴールドのエキスが含まれたクリームやローションを使用します。また、乾燥マリーゴールドの花をホホバオイルに浸けて、自家製のマリーゴールドオイルを作ることもできます。
効果:マリーゴールドは肌の炎症を和らげ、健康で輝く肌を保つのに役立ちます。
夏の過労とエネルギー不足にジャスミンオイル
夏の暑さがピークを迎える獅子座の季節。人々はエネルギーの消耗を感じやすくなります。新しい挑戦や活動に積極的になる反面、過労とエネルギー不足に悩むことも少なくありませんね。
提案:ディフューザーに数滴のジャスミンエッセンシャルオイルを加え、部屋に香りを広げます。
効果:ジャスミンの香りが部屋全体に広がり、ストレスを軽減し、リラックス効果を高めます。また、自信とポジティブなエネルギーを引き出し、エネルギー不足を補うのに役立ちます。
レモングラスを加えると、気分をリフレッシュさせ、集中力を高める効果があります。
獅子座にふさわしい瞑想方法
太陽の瞑想
実践手順:日の出や日の入りの時間帯に、静かな場所で太陽の光を浴びながら深呼吸を繰り返します。太陽のエネルギーを体全体に取り込み、心の中のポジティブなエネルギーを高めます。
瞑想のテーマ:太陽は獅子座の守護星であり、自己表現と自信を象徴します。瞑想中は、太陽の光が体と心に力を与え、自分自身の内なる強さを感じるイメージを持ちましょう。
ローズマリーの香りを使ったリラクゼーション
手順:ローズマリーのエッセンシャルオイルをディフューザーに数滴垂らし、部屋に香りを広げます。深呼吸を繰り返しながら、ローズマリーの香りが心と体をリフレッシュさせるのを感じます。
効果:ローズマリーの香りは集中力を高め、心をクリアにし、リラックス効果をもたらします。
自分を輝かせるアファーメーション
手順:毎朝、自分自身に向けて前向きな言葉を声に出して言いましょう。「私は力強く、輝いている」「私は自分の道を信じている」「私は周囲に光をもたらす存在である」など、自分を肯定する言葉を使います。
効果:ポジティブなアファーメーションは、自己肯定感を高め、日常生活に自信と輝きをもたらします。
季節ごとのハーブとそれに対応する実践方法を取り入れることで、心身のバランスを整え、健康を保つことができます。特に、獅子座の季節には内なる強さと自己表現を大切にすることが重要です。心を癒し、体をリフレッシュさせるこれらの方法を実践することで、日常生活に輝きと活力をもたらしましょう。
あなたの内なる力が、この季節とともに一層輝くことを願っています。毎日の小さな瞬間を大切にし、心と体を愛で満たしてください。あなたが輝くことで、周囲の世界も一層美しく輝くことでしょう。✨🌿
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